プログラミングでは四則演算などの演算機能が備わっています。今後、このような演算はプログラミングをするうえでとても重要なものです。
この分野は数学よりの内容となりますが、心配いりません。高校の微分や積分のような難しい数学はわからなくても大丈夫です。
中学数学の知識があれば大丈夫です。
プログラミングでの演算をすることが出来れば、みなさんの表現できることの幅が広がります。
JavaScriptの数値演算
JavaScriptで数値を入力してみよう
まずは、前回の復習にもなってしまいますが、数値で変数を初期化してみましょう。
const x = 10;
const y = 20;
const z = 3.151;
const w = 4.142;
JavaScriptでは様々な数字が扱えますが、今回は整数と少数の二つのみに絞って解説していきます。
加算をやってみよう
まず最初にJavaScriptの加算、足し算をやってみましょう。
プログラムでの足し算は共通して+を使います。
console.log(5+6);
//宣言と初期化
const x = 10;
const y = 12;
console.log(x + y);
//宣言と初期化
const z = 3.51;
const w = 4.12;
console.log(z + w);
$ node plus.js
//実行結果
11
22
7.63
実行するとこのような結果が得られると思います。基本的には数学、算数と一緒ですね。
減算、引き算をしてみよう
次に解説するのは減算、引き算です。
プログラムでの減算は–を使います。
console.log(4-10);
//宣言と初期化
const x = 11;
const y = 10;
console.log(x-y);
$ node sub.js
//実行結果
-6
1
乗算、掛け算をやってみよう
続いて解説するのは乗算、掛け算です。
掛け算は今までと違い、*を使います。
console.log(5.6*10);
//宣言と初期化
const x = 10;
const y = 10.5;
console.log(x*y);
$ node times.js
//実行結果
56
105
除算、割り算をやってみよう
続いては除算、割り算です。割り算では、/を使います。
console.log(9/3);
//宣言と初期化
const x = 4;
const y = 2;
console.log(x/y);
$ node div.js
//実行結果
3
2
べき乗計算をしよう
次にべき乗計算をやってみましょう。
べき乗計算は掛け算の時に使う記号を二つ並べる、**というように使います。
console.log(6**2);
//宣言と初期化
const x = 3;
const y = 2;
console.log(x**y);
$ node exp.js
//実行結果
36
9
プログラムのべき乗計算は例で説明すると、xが底でyが指数、ということになります。
剰余計算をやってみよう
最後に解説するのは剰余、余り計算です。
数学で言うと、mod計算になります。剰余計算は%を使います。
console.log(5 % 4);
//宣言と初期化
const x = 9;
const y = 3;
console.log(x % y);
$ node mod.js
//実行結果
1
0
まとめ
では、今回のまとめに入りましょう。
今回は算術演算子といわれている数値計算の基礎となる6種類を解説しました。
数値の演算はとても重要な項目です。必ず、押さえておきましょう。